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紀州炭工房では現在4基の窯を使って紀州備長炭を生産しています。炭焼き職人はただ炭を焼いているだけではありません。我々が使う窯は自ら補修したり、新たに作り直したりして現在に至っています。技法にあたっては先祖代々受け疲れてきたノウハウでもって行われるため門外不出です。大体窯は2年に一度の割合で天井を落として作り直されます。粘土質の土と耐火煉瓦だけで作られている窯の補修作業を簡単にご紹介します。
天井を撤去中の状態
厚みは10cm以上はあり、アーチ型にすることでお互いに支え合うので崩れることはありません
1200度という高温で焼かれる備長炭を作る窯は、2年を限度に大修理を行わなくてはなりません。特に天井部分は粘土質の土を塗り固めただけのものですから、どうしてもヒビが入りほっておくと天井が崩れることもあるからです。たとえば、火入れして精錬中に窯の天井部分で大きな穴が空いてしまうと一度に大量の空気が窯の中に入るため、急激な温度上昇が原因で窯が小爆発を起こし大変な惨事となります。私たち炭焼き職人はつねに窯の状態を監視していないといけません。
いくつかの土を配合し出来た粘土質の土に水を入れてよく混ぜます。
まず天井部分を撤去した後、窯の上部に耐火煉瓦を積みます。
天井部分を撤去した後、窯上部に耐火煉瓦を積み固定するのに水で軟らかくした粘土質の土を使います。この粘土質の土は、いくつか種類の土を配合して作るのですが、窯の対応年数はこの配合によって決まるほど重要な部分であり炭焼き人にとっての企業秘密でもあります。
窯の周りを少しだけ湿らせた土を使って踏み固めます。昔の人の知恵でしょうか?1200度もの高温に耐えうる建築技法として土だけで固められたものが今でも採用されるほど断熱性、強度がありなによりも備長炭を焼く上での隠された微妙なノウハウが存在します。

紀州備長炭窯元:紀州炭工房 info_sumikobo@sumikobo.net

本社住所:和歌山市向8−15

TEL:073−457−2462

FAX:0724−91−2777

当サイトの画像やコメント等すべての著作権は、紀州炭工房にあります。
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